2009年02月14日

貧乏人のデイトレ金持ちのインベストメント

こんばんは


今日は読んだ本の話です。
貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵

大人の投資入門―真剣に将来を考える人だけに教える「自力年金運用法」

実は今回上記2冊をまとめてオークションで購入したので連続で読んでみました。


内容としては7割くらい同じ内容ではありますが「大人の投資入門」の方が一歩踏み込んだ内容になっていたかなという印象です。


ということでまとめて感想です。


貧乏人のデイトレ金持ちのインベストメントというタイトルでよく売れた本のようですが基本的にデイトレードのような短期トレードを完全否定しています。

短期トレードで継続的に勝ち続けるのは難しいということから誰でもしっかりとした資産を築いていく方法として超長期の投資をどのように行うべきかについて書かれています。


一般の人が年金をあてにして暮らすことができた時代は現在年金を受給している世代まで

今後は年金だけに頼っていては普通に生活できない時代がやってくるということを前提に足りない資金を年金とは別に築いていきましょうということです。


方法としては
・ドルコスト平均法による期間の分散
・アセットアロケーションによる資産の分散
・個別銘柄ではなくインデックスファンドやETFを利用した市場全体に投資する

について書かれています。
ファイナンシャルプランナーの投資に関する勉強にも出てきた内容と同じです。

基本的に長期の運用プランを考えるFPの教科書と同じ内容が出てくるのもうなずける話です。


そして日本を含めて大きな年金資産の運用を行っている機関のアセットアロケーションを紹介しそれにあわせた資産を持つことがよいのではないかということでした。

「貧乏人の~」ではここまでで「大人の投資入門」では国内株式と外国株式での運用と外国債券をプラスした運用を推奨しています。

最初から一歩踏み込んだ内容を書いてくれていればよかったと思いましたが個々で資産形成が必要なバランスが違っているだろうからということで紹介しなかったようですが同じ内容の本を2回読むのは正直疲れますね。

推奨する理由としては日本の年金の大部分が国債で運用されていることから自分で作る資産では国債をはずして全体としてのバランスを重視するということでした。

不動産は住宅ローンを抱えている人は不動産に大きくバランスを傾けている可能性がありますので自分年金から不動産ははずして構築するのがよいという意見でしたね。


SONの長期運用に対する考え方としては基本的には賛成なんです。
SONは日経平均連動型を中心に中国、インド、アメリカ等の外国株インデックスファンドをドルコスト平均法でコツコツ購入しています。


自分のやってることが案外良かったんだなと本を読んでいて思いました。


ただし、気に入らない内容もありましたね。
短期トレードは最初から完全否定でしたが、これは個人の性格や勉強度合いなど向き不向きというものがあります。
市場の動向を見るという意味ではマイナスはないでしょう。


それに「大人の投資入門」では
2000年から2007年までの8年間をTOPIXに毎年12万円投資できるとして

Aさん:12万円を1年間の最安月で買って最高月で売って毎年利益確定させ預貯金にする運用方針。8年連続勝利できる勉強家

Bさん:勝負運の強いタイプで一回の大勝負に勝ってあとは小さい勝ち負けでトントンといった運用。

Cさん:ドルコスト平均法


この3人で勝負した結果ドルコスト平均法のCさんが勝ってしまいました。
SONはこの結果を見た時にちょっとイラっとして読むのをやめようかと思いましたが・・・

投資を知らない人が読んだらドルコスト平均法こそがまるで最高の投資方法であるかのように思い込んでしまいますよね。


この運用は2007年10月までの結果でした。
2007年10月といえば日経平均の直近のピークです。
このあとサブプライム問題が大きく世界経済にダメージを与え続けて株価が大暴落しました。


さっきの3人の勝負2008年の秋までだったら誰が勝ったのでしょうか?
AさんとBさんはどっちが勝ったかはわかりませんがドルコスト平均法のCさんは大打撃だったはずです。


ドルコスト平均法で買い付け価格は平均化されますがそれを現金化する時に平均された買い付け価格よりも相場が高値になっていなければ損失になるということです。


Cさんが勝った理由は相場のピークで売り抜けたからなんですね。


SONはドルコスト平均法は良い方法だと思って自分もやっている訳ですが、ある程度は長期の相場の波を考えておく必要があるのではないかなと思います。

投資って利益確定をするタイミングが難しいですね。

この本のように長期に積み立てた投資信託を相場のピークで売り抜ける素人はなかなかいないでしょうから。


まあ、気に入らない部分はありましたが長期に資産運用するのに低コストのインデックスファンドやETFの積み立て方、資産配分の考え方を丁寧に書いてくれている本なので良い本だとは思います。


あとは売り抜けるタイミングについても書いて欲しいなと思いました。


ではまた!!


ラベル:投資
posted by SON at 03:08| Comment(8) | TrackBack(0) | 読んだ本の話 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も基本的のドル・コストですが、たまに利益確定のために部分的に崩してしまうことがよくあります。
SONさんと同じく、ドルコストは万能ではなく、株で言うところのナンピンを延々を続ければ、大打撃になるので、市場に対して常にアンテナを張らなければ、危なっかしいと思います。
Posted by まさ@茨木 at 2009年02月14日 09:03
参考になりました。ありがとうございます。
Posted by ツイてる! at 2009年02月14日 09:12
こんばんは!

貧乏人の・・・は私も持ってます。
積読になってますが^^

私もドルコストでも長期的な相場観は必要だと思います。スタート時期と終了時期をいつにするかで大きく変わりますよね。

デイトレを否定する方は、勝てるわけがない、という思い込みのせいだと思います。
食わず嫌いと一緒かな。
Posted by アキちゃん at 2009年02月14日 21:57
はじめまして。長期運用のドルコストは有効な戦略だと思いますが、投資信託の本では必ず儲かるみたいに書かれているのは疑問ですね。またよく短期トレードを否定していますが、長期でも短期でもそれぞれ長所、短所があるのでどちらが優れているかというのは言えないでしょう。人それぞれ環境や性格によってベストな投資手法というのは違うと思います。
Posted by やんた at 2009年02月15日 19:44
まさ@茨木 さん
予定通りに部分的な利益確定ができれば長期投資は成功ですよね。

しっかりと出口の作戦を立ててるかどうかがポイントだと考えてます。
Posted by SON at 2009年02月15日 21:49
ツイてる!さん

SONの感想がちょっとでも参考になったのであれば嬉しい限りです。

コメントありがとうございました。
Posted by SON at 2009年02月15日 21:51
アキちゃん

そうなんですよね。
長期投資でもしっかりとタイミングを考えてやらないと資産を増やすのは難しくなってきますよね。

タイミングを見るという意味では短期トレードのイメージをうまく長期投資に反映できればプラスに働くかもしれませんね。
Posted by SON at 2009年02月15日 22:17
やんた さん

はじめまして
必ず儲かるように書かないと本は売れないんでしょうね。

投資にはやっぱり性格がでると思います。
色々とチャレンジして自分に向いてる方法を見つけることが勝利の近道かもしれませんね。
Posted by SON at 2009年02月15日 22:43
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