前に書いた記事の続きです。
続き前編って感じでいきまーす
定期預金キャンペーンの大きい文字で書かれている
”年利5%”
それと小さい文字で書かれている
”3ヶ月もの”
文字の大小は違いますが
この2つのことはこのキャンペーンの最も大事な部分でもあります。
大きい文字だから大事、小さい文字だからあまり大事じゃない
そんなことはありません。
この手のキャンペーンの場合
小さい文字の方が大事なことが多いものです。
まず年利5%
これはなんとなく意味がわかりやすいですね。
お金を1年間預けると5%の利子がもらえますよという意味です。
実際は銀行預金の利子から20%は税金で自動的に差し引かれますので
私たちが受け取ることのできる利子は
5%×(1-0.2)=4%ということになります。
これは(税引き後4%)と小さい文字で書かれています。
まだ書いてるだけましですね。
(利率は税引き前)という注釈だけのところもあるので気をつけたいところです。
ここまでで、見落として欲しくない文として
”お金を1年間あずけたら”というところです。
「じゃあ1年間預けなかったらどうなるの?」
そう思いませんでしたか?
ここで出てくるのが”3ヶ月もの”
定期預金3ヶ月ものは
3ヶ月間だけ定期預金として預け入れることができるんです。
3ヶ月経過するとそれを更新するかどうかをまた決めなければなりません。
これは自動継続等を選択できるのですが
ポイントとして継続する時は3ヶ月経過した時の金利が適用されるということ
つまり5%のキャンペーンは最初の3ヶ月で終わりということになります。
年利5%でも適用されているのは3ヶ月だけなんですね。
仮にこのキャンペーン通りに200万円分の投資信託を購入して
200万円の定期預金キャンペーンに申し込んだ場合の利子について計算してみましょう。
=200万円×5%×(1-0.2)×3ヶ月÷12ヶ月
=200万円×4%×0.25
=200万円×1%
=2万円
「3ヶ月で2万円ならいいんじゃないか?」
なんて思いませんでしたか
最初の3ヶ月だけが5%なので当然なかなか良い結果がでますよね。
もし5%が残りの9ヶ月も適用されるなら1年後には+6万円を受け取って
合計8万円の利子を手にしている計算なのですが
残りの9ヶ月は
な・なんと0.2%になってしまうのです。
ということは
=200万円×0.2%×(1-0.2)×9ヶ月÷12ヶ月
=200万円×0.16%×0.75
=200万円×0.12%
=2400円
1年間預けた場合の合計は2万2400円なんですね。
これを年間利息で計算すると
年利1.4% 税引き後1.12%と同じことになります。
あらーこんなものかってところですね。
定期預金の方はこんな感じで
思ったほどはもらえないんだなというのがわかればOK
もう一方の投資信託購入に関しては突っ込みどころ満載なんで
間違いやすいところの解説をまた書いていきます。